消化器内科・糖尿病内科の各専門医が所属する 御成橋栄クリニック(沼津市)です。
医療法人社団榮貴会
御成橋 栄クリニック
静岡県沼津市八幡町29番地1 栄ビル2F
消化器内科 糖尿病内科 人間ドック
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近年なぜ糖尿病が増加しているのでしょうか?
昔より日本人は、魚類、野菜、米食中心の食事をしてきましたが、近年、食の欧米化で動物性脂質をより多く摂取するようになりました。毎日カロリーの多い食事を摂取する様になり肥満傾向にあります。その後更に進行すると、血糖値を下げきれずに糖尿病を発症してしまいます。また、現代人の運動不足が挙げられます。車などの交通機関が発達し生活が便利になった反面、活動量、運動量が減ってきました。運動量が減ると消費するカロリーが減り、摂取するカロリーの方が多くなると体重が増加し、肥満につながります。実際、脂肪摂取が多くなるほど、また車の保有台数が増えるほど糖尿病が増加する相関関係が認められています。
糖尿病は血液中の糖分の濃度(血糖値)が高くなる疾患です。初期の糖尿病や、糖尿病予備軍では、自覚症状はほとんどありません。そのため健診を受診した際に血糖値が高いと指摘された、風邪などでたまたま検査を行ったところ血糖値が高かった、尿糖が陽性であるといわれた、ということから初めて気づかれることが多くなります。血糖値がある程度以上上昇すると、のどが渇いたり、水分をたくさん飲みたくなる、などの症状を認めるようになります。さらに高血糖状態が続くと、疲れを感じるようになったり、体重が減るなどの症状を認めます。
糖尿病の治療を行わすに放置し、高血糖状態が持続すると、ほぼ全身に及ぶ合併症が出現します。ところが糖尿病の合併症の症状が一度出てしまうと治療は極めて困難になります。 糖尿病の怖いところは、発症しても無症状のことが多く、気付いた時には合併症が進行している点にあります。細小血管合併症として、網膜(眼)、腎臓、神経が侵されますが、末期の段階まで無症状ということも少なくありません。細小血管合併症は、失明、人工透析導入、足壊疽の原因となります。さらに糖尿病は脳梗塞や心筋梗塞の原因となる動脈硬化の極めて重要な危険因子です。単に血糖値をコントロールするだけでなく、これらの合併症の発症、進展をいかに防ぐかが糖尿病治療の目的です。
糖尿病の治療の基本は食事療法と運動療法で、その上に薬物療法が成り立っています。
まずは食事療法から糖尿病と診断されたら、身体活動量等に合わせた食事をする必要があります(食事療法)。
食べてはいけないものはありません。自分にあった食事量で、必要とする栄養素をとるように工夫します。バランスのとれた食事ですので、家族と一緒に食べられます。
運動療法患者様お一人お一人に合わせた運動療法をご提案いたします。 糖尿病の様々な症状を改善し、さらに動脈硬化の予防などの点でも効果があります。 自分に合った運動をよく相談した上で、有酸素運動(散歩、水泳、ジョギング等)で、無理をせず適切な運動を継続する事が重要です。
薬物療法食事療法や運動によっても血糖値の改善が不十分な場合には内服薬やインスリン治療などにより血糖値を下げる必要があります。初めて診断された時に著明な高血糖を認めるなどの理由ではじめから薬物療法が必要な場合もあります。
糖尿病の状態、合併症の有無などを考慮して、経口薬や注射薬であるインスリン製剤等を用います。
糖尿病は治療を放置したり、発見が遅れたりして合併症が出現してしまうと生活の質の低下につながり、最悪で心血管病の発症などをきたし命に関わることになりかねません。特に両親や兄弟に糖尿病がある中高年の方や肥満気味の方、他の生活習慣病を指摘されたことがある方は定期的に健診や人間ドックを受けてください。生活習慣病の背景には日常生活の食事と運動(活動度)が大きな部分を占めています。食生活の欧米化による生活習慣病の急激な増加とそれによる心血管病などの動脈硬化性疾患の増加は、日本人が古くから行ってきた食生活を見直す警鐘であるとも捉えられます。糖尿病を正しく理解し、糖尿病の発症や合併症を未然に防ぐよう普段から健康的な生活スタイルを意識していきましょう。
空腹状態での血糖値の正常値は80-109 mg/dlです。食事の後は血糖値が上昇しますが140 mg/dlを超えないとされています。空腹状態やその時の体調により血糖値は変動するため1回のみの血糖値の検査では糖尿病かどうかの判定ができません。そのためHbA1c(ヘモグロビンエイワンシー)という採血時より過去2か月程度の血糖値を反映する検査値を測定します。HbA1cは空腹時でも食後でも数値が変動することはありません。HbA1c6.5%以上は糖尿病を強く疑う状態です。2014年2月現在、日本糖尿病学会より次のようにHbA1cのコントロール目標値が示されています。
注意目標は年齢、 病期間、臓器障害、血糖値の危険性、サポート体制などを考慮して個別に設定する。
注1)適切な食事療法や運動療法だけで達成可能な場合、または薬物療法中でも低血糖などの副作用なく達成可能な場合の目標とする。
注2)合併症予防の観点からHbA1cの目標を7%未満とする。
注3)低血糖などの副作用、その他の理由で治療の強化が難しい場合の目標とする。
注4)いずれも成人に対しての目標であり、また妊娠例は除くものとする。
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